@article{oai:jc.u-aizu.repo.nii.ac.jp:00000553, author = {石光, 真}, issue = {73}, journal = {会津大学短期大学部研究紀要(CD-ROM版), Bulletin of Junior College Division, the University of Aizu}, month = {Mar}, note = {ドイツは2000 年の再生可能エネルギー法(EEG)でFIT(Feed-In-Tariff 固定価格買取制)を導入した結果、自然変動電源(太陽光、風力発電)の増加が電力の系統安定性を圧迫する事態に至り、2014年の改正EEG でFIT を中止した。系統安定性のためには、再生可能エネルギー拡大の速度は連系強化や蓄電技術の実用化などの技術革新と歩調を合わせたものにすべきである。また、電力自由化の中で、各種発電の卸売価格が限界費用で決定されることによって、FIT 補助後の限界費用が最も安い太陽光・風力発電が最優先され、系統安定のためのバックアップ能力が高いにもかかわらず限界費用の高い天然ガス発電が発電専用には使われなくなり、バックアップに必要なミドル電源の設備維持へのインセンティブがなくなりつつある問題(ミッシングマネー問題)が生じている.FIT と同様、電力自由化についても、系統安定性を損なわないような配慮が必要である。1. 本研究の目的2. ドイツの電力政策① 電力自由化② 再生可能エネルギー法(EEG)③ エネルギーヴェンデによる電源構成の変化④ 電力自由化下での再エネ発電増加による電力卸売価格の低下⑤ メリットオーダー⑥ ミッシングマネー3. 系統安定化とは① 電力需給の同時同量② 電気はまだほとんど貯められない③ ベース電源、ミドル電源、ピーク電源4. 電力自由化と系統安定性① 電力自由化以前のシステム② アンシラリー・サービス(系統運用者による周波数維持サービス)③ 自由化後の同時同量維持の仕組み5. 変動電源の大量導入と系統安定性6. 日本の電力政策への教訓7. 今後の課題, 論文}, pages = {33--52}, title = {ドイツにおける太陽光・風力発電拡大の系統安定性への影響}, year = {2016}, yomi = {イシミツ, マコト} }